RSS | ATOM | SEARCH
アルミ、樹脂パネルも安心して磨ける「抑熱研磨」
最近の車のボディはアルミや樹脂パネルの使用率が増えてきています。

ダイハツの新型タントは、バンパー以外にフェンダー、ボンネット、バックドア等も樹脂パネルになっているそうです。

(材質の判断方法は、パネルを軽く叩いてみてください。音が違います。)

これらの軟らかいパネルに高い研磨熱をかける事は塗装に大きなダメージを与える事になります。

最近の車の多くは、この軟らかいパネルに高密度なクリヤー塗装を施しているために削りにくく、ついつい力を一か所に集中した研磨をしがちになります。

特にシングルポリッシャーで磨いた場合には、非常に高い研磨熱が生じやすくなります。

もし、どうしてもシングルポリッシャーで磨きたいと思われる場合は、まずコンパウンドは石油系溶剤が少ない切れの良い水性や水溶性のものを使用し、バフは軟らかく長い毛先のウールバフや、軟らかく分厚い(50?厚位のもの)ウレタンバフであまり圧をかけずに回転も低速で磨く事が重要です。

このようにシングルポリッシャーで磨く事は、経験と技術が必要となりますし、このような磨きでは作業効率も良くないでしょう。

しかし、初期研磨からギアアクションポリッシャーを使用すればそこそこ切削力がありシングルポリッシャーよりも研磨熱が高くないのでましだとは思いますが、このポリッシャーも圧をかけすぎたり一か所を集中して研磨すると研磨熱は上がり易くなるので注意が必要です。

この場合も、作業効率を上げるために水性や水溶性の溶剤や潤滑剤等が少ないものを使用します。

これら軟らかいパネルを磨く場合には、とにかく「研磨熱を極力抑えた磨きさえすれば、何の苦労や迷いもなく磨きが出来る」のです。

作業はシングルポリッシャーと比べてはかどらないと思いがちですが、トータルで考えれば時間的にも仕上がり精度で考えても作業効率から言えばこちらの方が優れていると言えるでしょう。

よって、「研磨熱がほとんど出ないダブルやサンダポリッシャーを使えば良い」と言う事になるのですが、「研磨熱と溶剤で塗装を軟らかくして磨く」考えのもとで製造されているようなコンパウンドではなかなか研磨はしづらいと思います。

この場合には、研磨熱がなくても切削力が出るコンパウンドを使用する必要があります。(作業効率を上げようと思えば・・・。)

TAKUMI OPS PROシリーズは、当初から研磨熱を抑えた研磨システムを構築する上で研磨剤も合わせて開発しています。

しかし、TAKUMI OPS PRO研磨システムも、ポリッシャーを速く移動させたりすると効率よく磨く事は出来ません。

全く磨きの経験のない方や、プロの方でダブルやサンダポリッシャーで初期研磨をされた事のない方のために1部ポリッシャーの扱い方を解説したマニュアルCDをお付けした「ビギナーのための車磨き独習セット」を販売いたしました。

プロの方々は、マニュアル内容の大部分が必要ないと思いますが、効率のよいポリッシャーの使い方は初めて抑熱研磨を目指される方にはお役にたつと思います。

ビギナーのための車磨き独習セット
author:, category:磨き, 07:52
comments(0), -
磨きの経験のない方も独習で磨きを習得できます。
こんなセットは今までなかったと思います。

ビギナーのための車磨き独習セット 「ビギナーのための車磨き独習セット」

今までに数人の方から「自分で磨きをやりたいのだが」とご相談をいただいていました。

これまでの「磨き」は、シングルポリッシャーでの磨きが主体でした。

しかし、シングルポリッシャーでの磨きは「研磨熱」による支障が多く、

また、ポリッシャーの扱いも難しく、特に黒色などの濃色車の仕上げとなると経験が必要となります。

一般の方々が独学するのは時間がかかり、困難でもありました。

この度、今まで弊社が推奨しています「抑熱研磨(研磨熱を抑えた磨き)」、TAKUMI OPS PRO 研磨システムに

独学で磨きが習得できるノウハウCDを付けた「ビギナーのための車磨きの独習セット」を販売いたしました。

研磨熱を抑えた磨きの為、全く磨きをされた事のない方でも独習CDに沿って実践されれば短期間で習得できるように編集いたしました。

ご自分でコーティングをやりたいが磨きが出来ない。

かと言って、「習うのも費用や時間が取れない」と言う方、

「自社で新たにコーティングを導入したいが、または、コーティングショップを開業したいが上のような理由で二の足を踏んでいる」とか、

「新人に磨きを教えたいが、人員や時間的に教える暇がない」等のようなお悩みを抱えられている方々を対象に企画いたしました。

実は、この「TAKUMI OPS PRO研磨システム」は、全く磨きの経験のない方のほうが飲み込みが速いのです。

それは、全く先入観を持たれていないからです。

いままで、簡単には習得できなかった「磨き」、

1〜数日を要する磨きの講習、

また、講習となると数万円は必要になります。

これらのご負担を軽減するために企画した、多分今までなかった磨きの講習システムだと自負しています。

このシステムは、磨きの未経験の方が速く磨きが習得できるだけでなく、濃色車をどなたでも今までよりも速く、きれいに仕上げる事を可能としました。

マニュアルの目次と内容はこちらから
author:, category:磨き, 09:06
comments(0), -
もうシングルポリッシャーは使えない?
もうシングルポリッシャーは使えない?

先日お客様から「シングルポリッシャーは使わん方がえんかね(良いのか)?」と聞かれました。

「別に使ってもいいんですよ」と伝えましたが、今までの経験から仕上がりが不安のようでした。

確かに弊社が推奨するサンダポリッシャーではバフの径が125?の為に研磨作業が遅く感じられるようですが、研磨熱を抑えれば仕上げ精度が上がり、焼き付きや過研磨の恐れがなく、使い方さえ覚えられればどなたでもそこそこの磨きが出来ると言うメリットがあります。

だからと言ってシングルポリッシャーを全否定しているわけでもありません。

抑熱研磨をお勧めするまでは、シングルポリッシャー用のコンパウンドを扱っていたのですから。

シングルポリッシャーは確かに切削力も高く研磨作業も速いものです。

が、研磨熱が起きやすく、結構な熱さになるためにコンパウンドが乾きやすく、何度も補充する必要がありますし、乾いたコンパウンドが凝着して深い傷を入れたり、また、焼き付きの原因にもなります。

だから、慣れている方は研磨熱を出来るだけ押さえるために圧力を加減しながら低速で磨いたり、未だかつて回転調整のないポリッシャーを使われている方はスイッチングで回転調整をしながら磨かれている方もいらっしゃいます。(大変ですけどね)

しかし、あまりにも低速で長く磨けばポリッシャーもヒートするでしょうし、スイッチを何度も入れたり切ったりすることもポリッシャーに負担がかかりますのでお勧めできません。

研磨熱は、塗面を軟らかくして磨きやすくするメリットもありますが、高温になると塗膜が膨張し、組織が変化したり、柔らかくなる事により傷が入り易くなると言うデメリットもあるのです。

私の考えとしては、傷は切削すれば取れるでしょうが、組織が変化すると元には戻らないと考えています。

イメージしやすい例えで説明しますと、少し厚めのビニールシートがあったとします。(よく机の上に敷かれているシートの厚い物とお考えください)

この上に50度前後のお湯が入ったやかんを置いたとします。

この場合、ビニールシートは柔らかくなる位で見た目の変化はないと思いますが、100度とか直接火を近づけると縮んできませんか?

こうなると冷ましても元には戻らないですよね。

だったら夏場の車はどうか?

という疑問が出ると思いますが、

この場合は、車全体が熱くなります。全体が伸びるわけですよね。

先程の例は、スポット的に熱がかかり、その部分は膨張を起こし、周りは熱がかからないので膨張はありません(組織の変化はないのです)。

だから歪みが出るわけですよね。

ビニールシートで説明させていただいたついでにスクラッチシールドやセルフレストリングコートについてもこのビニールシートでたとえますと、

ここに硬いビニールシートがあるとします。

このシートの表面に木や爪を押しつけて見てください。

へこみが出来ますが軽度でしたらほおっておけば自然に元通りになりますよね。

元通りにならない場合でも、熱を加えれば元に戻る場合もありますよね。

この弾力性に硬さ(強靭さ)が加わったのがスクラッチシールドであり、セルフレストリングコートだと私は思っています。

通常は傷もクリヤーに硬さがあれば軟らかいクリヤーと比べると傷は入りにくいのですが、弾力性を持たせる事でも傷が入りにくくします。

しかし、どちらも全く入らないわけではありません。

私が思う「傷」と言うのは切り傷を考えます。

スクラッチシールドやセルフレストリングコートの説明では、「塗膜を破壊した場合は修復不可能」とあります。

よって、「押さえつけて出来る傷は復元しますが切れた場合は出来ませんよ」と言う事なんですよね。

押さえつけた傷と切り傷ってどちらが多いでしょう?

砂埃や鉄粉がついた状態で拭取りをした場合は、ほとんどが切り傷になりませんか?(一般の方はこのケースが多いのでは?)

これらのクリヤーがいくら硬いと言っても樹脂は樹脂、砂や鉄粉よりも硬いとは思えません。

切り傷はやはり磨きで除去する以外ないと思います。

この傷をシングルポリッシャーで磨いたらどうでしょう?

多くの方がクリヤーが硬い場合はついつい気付かないうちに傷を含めた周辺を中心に力を入れて一生懸命磨いてはいませんか?

とくにこの自己修復性耐スリ傷クリヤーは弾力性があるために力を押しつけても従来のクリヤーと比べると吸収されるためになかなか磨けないと言う理由でもあります。

中学校で習われたと思いますが「作用・反作用」と言う言葉をご記憶ではないでしょうか。

磨きで説明させていただければ、磨く素材が硬ければ硬いほど押し付けた力がそのまま反発するわけで、これが力をかければ切削力が上がる所以ですが、弾力性があると力が多少吸収されるため反発力は加えた力よりも弱くなります。

また、力を加えたり、ポリッシャーのトルクが強かったり、高回転で磨くと研磨熱も高くなり易いですよね。

シングルの場合は注意しないと研磨熱が90度や100度近くになる事もあります。

これだけ熱が出れば膨張率も半端ではありません。

って言うか、溶けてきますよね。

軟らかくなる事で、傷も付きやすくなりますよね。

また、膨張することで傷口が閉まって傷が見えなくなりますよね。(傷が取れたと勘違い名のでは?)

傷は取れているわけではないから冷めると縮むので傷口が開いて傷が見えてくる。

この事は、これらのクリヤーのみならず従来のクリヤーの磨きも含めてシングルポリッシャーでは研磨熱による支障も多いために、精度が出しにくいと思うのです。

他にもシングルポリッシャーで鏡面にする場合、超微粒子目のバフで1μm以下のコンパウンドで磨かれると思いますが、これも低速で力を徐々に抜いていきながら最終的にポリッシャーをなでるようにランダムに移動をさせながら磨くとそこそこ磨けると思いますが、

超微粒子目のバフと極超微粒子のコンパウンドでは、結構目詰まりを起こしやすく、力を入れすぎるとコンパウンドがすぐに乾き凝集してバフに固着し、細かい傷が入るので、「なかなかすっきりとした鏡面にならない」なんて事、ご経験がございませんか?

バフは超微粒子目よりも極細目を使った場合のほうが精度が出る事もありますよ。

どちらにしても出来るだけ柔らかいスポンジバフを使うことだと思います。(精度を出すには)

話は長くなりましたが、要は出来るだけ研磨熱を抑えた磨きのほうが研磨熱を利用した磨きよりも精度を出しやすく作業効率も良くなるのでは?

シングルで初期研磨をして、ギアやダブルで磨けばバフ傷の目立たない仕上げが出来るからと、このパーターンの工程を取られている方が多くいらっしゃいます。

が、シングルを使えば必ず先ほどご説明したような現象がおこる事は避けられないと思います。

また、ギヤは別としてもダブルやランダムポリッシャーを使用したとしてもほとんどが従来のコンパウンドを使われているのではないのでしょうか?

従来のコンパウンドはシングルを対象として開発されたものだと思っているのですが・・・。

塗膜を軟らかくするために溶剤を配合したり、研磨熱を抑えるために滑り剤なども配合されていると思いますが、シングルでは抑熱の効果ははたしてあるのかと疑問です。(もしかすると抑熱が目的ではなく、磨きやすくするためなのかもしれませんが)

どちらにしても、このようなコンパウンドと研磨熱が起きにくいポリッシャーの組み合わせって切削力ってどんなもんでしょうか?

このような疑問から開発したのが、研磨熱に頼らずに研磨できる「TAKUMI OPS PRO」シリーズなのです。

author:, category:磨き, 10:25
comments(0), -
日産フーガのスクラッチシールド(ガーネットブラック)を磨きました。
一昨日、中古車販売をされているお客様から、

「日産のフーガを磨きたいのだけど、スクラッチシールドらしい。どうやって磨けばいい?」

とお問い合わせがありましたので昨日お伺いをしました。

伺ってみると、スクラッチシールドとはいえ、下の写真の通り、

拭き傷や雨ジミだらけでした。

施工前


通常では、「拭き傷程度なら復元する」と考えがちですよね。

実際にスクラッチシールドの膜厚は35μmあるそうですので、

「そう簡単には塗膜が切断されることはない」

と当然、考えがちです。

よ〜く考えてみてください。(私もよ〜く考えてみました。)

日産の見解では、

「洗車によるスリ傷、日常での引っかき傷程度なら時間がたてば復元する。」そうですが、

「クリヤー塗装がはがされるような深い傷や、クリヤー塗装が切断された場合は復元しない。」

とのことでした。

「洗車によるスリ傷、日常での引っかき傷程度」とは、タオル傷(タオルの繊維での傷)や、分かりやすく表現すれば、塗膜が切断されない程度の傷。

つまり、「凹んだ状態の傷程度なら復元しますよ。」

と言うことではないかと考えられます。

先ほどの写真のような傷は、砂埃などでついた傷で、塗膜の表面を切断した傷なのでしょう。

だから、洗車の時は砂埃などをこれらで傷がつかないように細心の注意をしながら落としてから洗車をする事が重要と言う事ですよね。

これは洗車では常識ではありますが、ただ一般のユーザーの皆さんのどれだけの方々がこれを守って洗車をされているかです。

考えてみると、この塗装は「ほとんどが磨きが必要になる可能性の多い塗装」と言う事ですよね。

また、プロショップもこの塗装の磨きは手間がかかり、ご苦労をされている所も多いのではないかと思います。

よって、この事を逆手に取るとスクラッチシールドやセルフレストリングコートなどを速くきれいに磨けば、他店との差別化も図れますし、

「この店は『腕がいい』」となりませんか?

前置きが長くなりました。

さて、このフーガを磨くわけですが、

建屋の中で磨こうと、

「社長、ハロゲンライトがありますか?」

とお伺いしたら、社長は、

「ない。」

とのことでした。

仕方がないので、太陽のもとで磨く事にしました。

今の時期は、午前中は太陽光もさほど熱くもなく、雲も多く、無風だったのでそう決めました。

傷の状態も太陽光のほうがよくわかりますしね。

磨きの方法は「抑熱研磨」です。

TAKUMIを使って、社長はあまり磨きはやった事がないと言われたのですが、

今後の事も考えて、最初だけ私のデモを見ていただいてから実際に社長に磨いていただきました。

sekou


様々なサンダポリッシャーがありますが、リョービのこのポリッシャーが軽くて片手でも扱えるのでお勧めです。(安いですしね。でも丈夫ですよ。)

まずM cutとTAKUMI ウールバフW-125で全体を磨いていきました。

すると深い傷だけが残り、これらの傷をF cutとW-125で磨いていきました。

F cutは、#1500程度のペーパー傷が除去できる粒子の大きさを均一にした砕けやすい研磨剤と、#2000程度のペーパー傷が除去できる極細クラスの研磨剤、

それに0.数μmの数種類の研磨剤を超微粒子程度の大きさに凝集させた研磨剤をブレンドしたコンパウンドです。

この0.数μmも数種類の研磨剤を超微粒子位に凝集させた研磨剤は徐々に細分化し、一番小さい粒子で約0.2μm程度にまで小さくなります。

よって、硬いと言われる粒子密度の高い塗装(スクラッチシールドなどもこの類です。プラス弾力性のある塗装となりますが)は、表面が平坦で滑らかなために、大き目の粒子では磨くのは困難です。

しかし、F cutに配合されている大き目の研磨粒子や極細クラスの研磨剤は粉砕型の為砕けて小さくなっていき、

研磨剤の酸化アルミ(アルミナ)は、(最近では、ほとんどのコンパウンドに使われていますが)モース硬度9という硬さ(参考:ガラスがモース硬度4.5〜6.5、鉛筆硬度6)の為に優れた切削性があります。

また、超微粒子程度に凝集させた研磨剤が細分化していくために中間から仕上げ、鏡面仕上げまでをこれ1本で出来るように考えられたコンパウンドです。

単に「拭き傷」と言っても傷の深さは様々です。

特にこのような、深さの違う多くの傷を除去する場合には非常に効率よく研磨作業が出来ます。

が、今回のようにまずM cutで大まか傷を除去して、残った深い傷をF cutで磨いた方が効率は良いようです。

F cutで研磨した後は、何もしなくてもバフ傷が目立つ事はなく、仕上がりは下の写真の通りです。

sekougo


塗面の状態が良ければそんなに時間はかかりません。

悪い場合は、この工程で対応でき、従来の工法よりも速いと思います。

ガラスコートなどの下地処理の場合は、G cutとスポンジバフ、またはGlazing Polish Clearとウールバフ、もしくはスポンジバフで磨くとさらに光沢に優れた仕上げが出来ます。

今回はRV-G protect high gradeを塗布する事にしました。
author:, category:磨き, 10:45
comments(0), -
TAKUMI OPS PROのご質問について
今回はよくTAKUMI OPS PROについてのご質問をされるため、他のコンパウンドとの違いなどをご説明させていただきます。

最近では、シングルポリッシャーの後にギヤやダブルアクションで仕上げられる方法が広まっています。

しかし、シングルを使えば研磨熱が発生し、塗装面が柔らかくなり傷がつきやすくなります。

また、熱によりコンパウンドの水分の蒸発も早く、短時間で切れが悪くなり、研磨カスも凝着して深い傷を付ける可能性も出てきます。

余計な傷はなるべく付けないほうがいいですよね。

初期研磨だけと言っても、初期研磨が傷をとるために一番切削性が求められる工程で、傷に集中するあまり、その部分が高温になる可能性があり、「歪み」が発生する危険性の高い工程です。

熱が出れば当然膨張します。

膨張することは塗装の組織の変質につながり、いったん膨張した組織は冷めても元には戻らないと言う事です。

ゴム風船の膨らませる前と後の感じですかね。イメージとしては・・・・。

よって、私見ではありますが、理想の研磨とは「研磨熱を極力抑えた磨き」にたどりついた訳です。

また、磨きはポリッシャーだけではありません。

研磨剤も必要です。

どちらかと言えば、研磨剤のほうが重要です。

従来の研磨剤はシングルポリッシャー用に作られているものがほとんどですよね。

磨きやすいように滑り剤や石油系の溶剤、艶出し剤などを配合してシングルポリッシャーでも扱いやすくしています。

ギヤやダブルアクションを使っても、研磨熱を想定した研磨剤で、はたして効率のよい作業ができるのでしょうか?

滑り剤や石油系溶剤、艶出し剤はすべりが良いためにシングルポリッシャーで磨いた傷を消そうとするとギヤやダブルアクションでは時間がかかるのではないですか?

それにこれらを多く配合しているものは傷を埋めるために「速く、きれいに仕上がる」と思われがちですが、傷を埋めているので、埋めたものがなくなれば当然、傷は現れるわけです。

だから、脱脂をしながら磨く必要があるわけです。

手間ですよね。

ガラスコートもアルコールなどの溶剤を多く含んでいるものなどは、塗布した後に拭取るわけですから、脱脂をしているのと同じでは?

よって、コンパウンドも研磨熱が高くならないギヤ、ギヤもトルクが高いのでダブルアクション、サンダポリッシャーを念頭に開発したのが「TAKUMI OPS PRO」なのです。

切れを出すためには滑り剤や石油系溶剤、艶出し剤などが多いとダブルやサンダポリッシャーではとても磨けません。

滑り剤や艶出し剤を使用せず、極力石油系溶剤を抑えた研磨剤が理想です。

TAKUMI OPS PROは、これらの事を考え、

ペースト状研磨剤の「飛散しにくい」、「研磨カスが出にくい」長所と

リキッドタイプ研磨剤の「伸びが良く、均一に磨ける」長所、

滑り剤や艶出し剤を控えて水性にする事で「切削性を向上」させ、

また、「バフのメンテナンスも楽」に水洗いでできるので「作業性が良く」なりました。

研磨剤の粘度も水を加えることで「お好みの粘度」にできます。

また、石油系溶剤を極限まで控えることで、「脱脂不要」の「傷を埋めない」磨きができるように開発された研磨剤です。

TAKUMI OPS PROにより、ダブル、サンダポリッシャーでも初期研磨から仕上げ研磨まで出来るようになりました。

初期研磨は時間がかかると感じられるかもしれませんが、推奨のポリッシャーはビットが小さいため、磨いても過研磨や熱がほとんど出ず塗装にダメージを与えることがないので、先に大まかな傷を部分的に除去して、全体を磨くようにすれば、トータル的に考えても通常よりも早く仕上げる事が可能です。
author:, category:磨き, 08:01
comments(0), -