RSS | ATOM | SEARCH
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

author:スポンサードリンク, category:-,
-, -
あなたも「磨きは熱をかけて、塗装を柔らかくして磨く」派ですか?
今日、コーティングやリペアをされているお客様のところにお伺いしたところ、

「社長、この近くでいいコーティング屋さん知りませんか?」

と聞かれ、

「どうしたんですか?」

と伺ったところ、忙しくて同業者に頼んだんだけど、結構傷だらけで・・・。

結局こっちでやり直さなくてはいけなくなって、かえって自分がやったほうがよかったと思ったんです。

そのお願いした方というのは、

磨きは熱をかけて塗装を柔らかくして磨くもの」とかたくなに思われている方とのことで、

それを聞いて、「道理で!」と納得がいった次第です。

一昔前では、「塗装を研磨熱でコンパウンドの溶剤で柔らかくして磨く」と言われていたと思います。

しかし、この磨きでは仕上げの精度を出すことは至難の業なのです。

まず、無理でしょう。

確かに熱を加えて塗装を柔らかくすればよく削ることはできるでしょう。

削りやすくなるでしょう。

が、削りやすくなるだけの事だと思いますよ。

「おおげさすぎる」「極端だ!」「例えになるか!」などと思われるかもしれませんが、このたとえが一番イメージが湧きやすいと思いますので、餅の例えでご説明させていただきます。

ここに、硬くなった餅とつきたてのまだ熱い餅があります。

これをたわしで磨ったとします。

想像してみてください。

硬いほうは少しは傷がつくかもしれませんが原型はとどめていますよね。

つまり形状は変わっていないと思いますよ。

しかし、柔らかいほうはというと、たぶん餅の一部は取れてたわしについているのではないかと思います。

たしかに、このように柔らかくすれば削ることは容易になります。

が、冷めた時を想像してみると、たわしを掛けた面はどうでしょう?

塗装も、餅も熱を掛ければ膨張し柔らかくはなりますが、冷めれば収縮し硬くなります。

柔らかい餅にたわしを掛けた場合、冷めると表面はどのようになるでしょう?

硬い餅をたわしで磨いた状態よりも粗くなっていると思いませんか?

以上は、本当に極端な例えですが、硬いものと柔らかいものを磨く違いは容易に想像がつくと思いますよ。

塗装する場合で言うと、塗装をして乾燥させてからブツなどを除去して肌を合わせたり、ペーパー傷を除去するために磨きをかけるわけですが、

いくら強制的に乾燥機にかけたとしてもすでに完全に硬化している塗装と比べ完全に内部までが乾ききっているわけではなく、

塗装の表面は乾いているようでも内部の溶剤が抜けきらず、数日間は内部が柔らかい状態になります。

この状態で磨くと、特に研磨熱の出やすいシングルポリッシャーで磨くと研磨熱でさらに塗装が柔らかくなり、極端な言い方をすれば掻き混ぜられた感じで、さらに膨張もしやすく、

膨張により磨き傷は消えたように見えるのですが、冷めると塗装が締まってくるために「傷が現れる」ということが多々あるのです。

どちらにしても、「仕上げ精度を上げる磨き」というのは、とにかく「極力塗装に熱を掛けないようにして磨く」ということが仕上げ精度を上げるポイントなのです。

一昔前に、この抑熱研磨にたどり着くまではとにかく切れの良い、水性コンパウンドとシングルポリッシャーで極力回転数を落として磨くことを推奨していたのですが、シングルポリッシャーではいくら回転数を落としても結構研磨熱は高くなりますし、

また、低速で磨き続けるとポリッシャーの焼き付きの危険性も高くなってしまいます。

実は、あるときお客様に「シングルポリッシャーは研磨熱が高くなるのでなるべくなら使われないほうがいいですよ。」とお話しさせていただいたことがありました。

それに対して、そのお客様は「大丈夫です。回転を低くして磨いていますから。」

と、自信を持っていわれたので、それ以上の事は言いませんでしたが・・・、

この方は、偶然にも今回ご相談いただいたお客様の知人でもあって、やはり忙しかったのでその方にもコーティングをお願いしたところ帰ってきた車は傷だらけであったとのことでした。
author:, category:車磨き 研磨熱, 22:42
comments(0), -